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それでもビットコインは今後17万ドルまで上昇し25万ドルの可能性も

  • ビットコイン
  • 2025.11.09.

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  • それでもビットコインは今後17万ドルまで上昇し25万ドルの可能性も

下落しつつあったビットコイン価格は、2025年11月5日、ついに10万ドルを下回ってしまいました。

この背景にはここまでビットコイン価格を引き上げてきたビットコイン現物ETFからの多額の流出が影響していたようです。

この流出はビットコイン現物ETFが運用開始されて以来の、記録的な流出になったようです。

現在のビットコイン価格はやや落ち着き、本記事執筆時点では101,931ドル付近を推移していますが、今後ビットコイン価格はどのような動きになっていくのでしょうか。

色々な予測が報道されているようですが、現在のビットコインはサポートレベル付近を推移していることや、半年から1年以内に17万ドルにまで上昇するとの説、年内に25万ドルに達する可能性を指摘する声などもあります。

 

そこでこれらの説について詳しく説明させていただきますので、今後の取引の参考になさってください。

 

ビットコインの値動きとビットコイン現物ETFの動き

ビットコイン価格は2025年11月5日に99,086ドルまで下落した後、翌6日には104,519ドルまで回復しましたが、7日にはまた下落し99,722ドルまで下落しました。

その後は101,931ドル付近で落ち着いているようです。

 

この値動きに大きな影響を与えていたのがビットコイン現物ETFです。

下の画像は2025年の10月21日から11月7日までのビットコイン現物ETFにおけるフローを示したものです。

farside.co.uk ビットコインETFフロー

画像引用:farside.co.uk

 

この表をみると、2025年10月29日から11月5日までビットコイン現物ETFからの流出が続いており、翌11月6日には流出が止まって2億3990万ドルの流入に転じたものの、11月7日にはまた流出していることが分かります。

 

つまりビットコイン現物ETFの動きがそのままビットコイン価格に大きく影響しているということになります。

 

現在の価格帯はサポートレベルを推移

データ分析企業であるCryptoQuant(クリプトクアント)が2025年11月5日に発表した週間市場レポート内で、現在のビットコイン価格について説明していました。

クリプトクアント 週間市場レポート

画像引用:cryptoquant.com

 

クリプトクアントのレポートでは以下のように説明されています。

 

2022年6月以来初めてゼロ(極めて弱気)となりました。

ファンダメンタルズが依然として軟調なため、今週、ビットコイン価格は数ヶ月ぶりに10万ドルを下回り、下抜ければより大きな調整を引き起こす可能性のある重要なサポートレベル付近で推移しています。

365日移動平均線は、今回の強気サイクルにおいてこれまでのところ究極のサポートレベルとして機能。

365日移動平均線をすぐに上抜けることができなければ、ビットコイン価格はより大規模な調整局面へと移行する可能性があります。

引用:cryptoquant.com Google翻訳 抜粋

 

つまり現在推移している価格帯はサポートレベルとして機能しており、この価格帯を抜け出すことができなければ大きく下落する可能性があると説明しているわけです。

 

JPモルガンは10万ドルを下回った翌日に17万ドル到達予想

一方、ビットコイン価格が10万ドルを下回った2025年11月5日の翌日(11月6日)であるにもかかわらず、米の投資銀行であるJPモルガンのアナリストが、今後半年から1年以内にビットコインは17万ドルに達する可能性があることを発表しました。

THE BLOCK JPモルガンビットコイン予想

画像引用:THE BLOCK

 

この説を発表したのはNikolaos Panigirtzoglou(ニコラス・パニギルツォグロウ)氏をマネージングディレクターとするJPモルガンのアナリストチームで、17万ドルに達する根拠としてビットコイン無期限先物のレバレッジが標準地に戻ったことに加え、金との相対的ボラティリティが改善されたことを挙げています。

 

これまでビットコイン無期限先物の建玉対時価総額比率は平均を上回る水準が続いていたが、今回の下落で標準的な比率に戻っているとしています。

また金とのボラティリティ比率では2.0を下回っており、ビットコインは金の1.8倍のリスク資本を消費していると説明しています。

そのため金と同等の資金配分をビットコインが受け取るためには、時価総額でおよそ67%上昇しなければならず、その時の適正価格は17万ドルになるとしています。

つまりビットコインの現在の価格は、金の価格から試算すると適正ではないと説明しているわけです。

 

なおJPモルガンでは、2025年10月にも同じ手法を使った分析をおこなっており、その時には2025年の年末までに16万5,000ドルに達する可能性を示唆していました。

 

10万ドルを下回った今も市場は健全で25万ドル到達時が不安

マクロストラテジストであり、投資家でもあるMel Mattison(メル・マティソン)氏が、10万ドルを下回ったビットコイン市場は健全であり、それよりも25万ドルに到達した時の方が好ましい展開にならないかもしれないと、表現は異なるものの25万ドル到達への可能性を示唆する発言をしました。

 

メル・マティソン氏がこの発言をしたのは、2025年11月7日にYouTubeで公開されたプロフェッショナル・キャピタル・マネジメントの創設者であり、CEOでもあるAnthony Pompliano(アンソニー・ポンプリアーノ)氏とのインタビュー内でした。

アンソニー・ポンプリアーノ インタビュー

画像引用:Anthony Pompliano YouTube

 

インタビュー内でメル・マティソン氏は、インタビューの直前にビットコイン価格が10万ドルを下回ったことに対し、ビットコイン市場は非常に健全なローテーションとなっており、注目すべきであることを主張しています。

そして10万ドルを下回ったことよりも、わずか3カ月ほどでビットコインが25万ドルになり、S&P500が8000まで急騰するような展開の方が最悪だと考えていることを説明しています。

つまりメル・マティソン氏は今後3ケ月でビットコインは25万ドルにまで高騰する可能性が十分あり、その先のことを考えていることになります。

 

ではそこまでビットコインが高騰するのがどうして最悪なのでしょうか。

メル・マティソン氏は、3ケ月という短期間で25万ドルに達してしまうと、ほとんどの人が利益確定をしようと売却してしまうブローオフトップ現象が起きてしまい、価格が急落してしまうことを最悪だと考えているわけです。

 

メル・マティソン氏以外の年内25万ドル到達を主張している人物

実は3ケ月という期間ではないものの、年内に25万ドル到達を主張しているのはメル・マティソン氏だけではありません。

今から1ケ月近く前ではありますが、他にも複数の人物が予想していました。

 

2025年10月上旬に、BitMine(ビットマイン)のトム・リー会長BitMEX(ビットメックス)の共同創業者であるアーサー・ヘイズ氏の二人は、年内に20万から25万ドルに到達する可能性が高いことを主張していました。

 

まとめ

ビットコイン価格が2025年11月5日に10万ドルを下回った背景に加え、それでも今後ビットコインは大きく価格上昇すると主張している説をご紹介しました。

 

現在ビットコインの価格予想は強気派と弱気派に大きく二分されており、先行きが読めない感がありますが、それでも数年前と比べるとビットコインが広く社会に認知され、資産としての地位を確立できていることは疑いようのない事実でしょう。

だからこそ多くの人々が価格予想をし、意見も二分されているわけです。

 

今後ビットコイン価格がどうなると考えるかは、仮想通貨FXを取引する方自身の考え次第だといえますが、価格が急変する可能性もあるため、くれぐれも慎重な取引を心掛けてください。

 

海外の仮想通貨デリバディブ取引は、高水準のリスクを伴う投資であり、全ての投資家に適した投資ではありません。海外の高倍率のレバレッジは少額の資金で証拠金を上回る取引を行うことができますが、仮想通貨は急激な価格変動も多く、短期間に利益を出せる一方で、証拠金の大部分や全てを失ったり、取引額が証拠金を上回っていれば、証拠金額等を超える損失が発生するケースもございます。損失に耐えられない資金投資はするべきではなく、海外業者で仮想通貨FX取引を始めるにあたっては、投資目的やご自身の経験、リスクの許容範囲などを含めて慎重にご検討し、取引内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

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